3月1日開会の定例市議会に提案し、可決されれば4月から施行されます。
兵庫県三木市ホームページ
三木市民病院では、大学医学部の研修医制度の改革等の影響を受けて、小児科と産婦人科の医師が不足が深刻化しています。
●三木市民病院 小児科医不足
2,005年7月からは産科が休診、現在は小児科と婦人科が非常勤医師による週2日から週3日の診療となっています。
少子化対策に取り組む市では、小児科・産婦人科の充実は不可欠として常勤医師を公募したり、OB医師を訪ねて医師確保に努めてきましたが、実現には至っていません。
●三木市 少子・高齢化への取り組み
条例案では、県内の高校出身者で自治医科大を除く大学の医学部の学生に対し、大学1〜4年は月額12万5,000円、5、6年は同17万5,000円を貸与します。
大学を卒業後2年以内に医師免許を取得し、かつ2年間の臨床研修を含む6年間同病院に勤務すれば貸与した学費返還は免除されます。
学年途中からでも貸与は可能で、貸与期間分を勤務すれば、同じく返還は免除されます。
この制度が市議会で可決されれば、医療面からの少子化対策として効果が大いに期待されます。
三木市立三木市民病院ホームページ
三木市の子育て支援
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参考:毎日新聞